OSインストールと仮想環境構築(1/2) [仮想環境]
また、記事は平然と書きますが、本当は結構試行錯誤やGoogleさんにお世話になりました。(正直に書いておきます。)
OSインストールは、openSUSE 11.3(x64版)のネットワークインストール用ISOイメージを使いました。openSUSEのサイトから「ネットワーク」の項目に行き、
「コンピュータの種類」を64bitにするのを忘れずにチェックしてからダウンロードをします。(私は間違えて32bitをダウンロードしてかつCD-Rにまで焼いてしまいました。)空きCD-Rを準備してx4 CD-Rで焼きます。
後に同じOSを仮想化するのであれば、ここはDVDを取得した方がよいです。仮想環境を作成する時に、ネットワークインストール用のCD-ROMは使えません。しかし、私はDVD書き込みをできるマシンを持っていないため、選択肢はネットワークインストールしかありませんでした。(ネットワークが遅いので、待ちきれなかったというのは秘密です。)
焼き終えた後はマシンに刺して起動すると、11.1の時よりかっこいい起動画面が現れます。普通に導入してください。(DVDイメージでないと時間が結構かかります。ネットワーク速度にもよると思いますが。ちなみに我が家はADSLで1.5Mbps程度。)
以下は、仮想化のための設定です。
- Virtualizationインストール
- Xen kernelで起動
- ネットワークブリッジ
1はyastで"Virtualization"→"Install Hypervisor and Tools"でインストールします。時間がかかることを除けば難しいことはないと思います。
2はgrubの設定を変更します。1で/boot/grub/menu.lstにXen kernel起動用の設定が追加されますので、それを使って起動します。毎回起動時にgrubで選択してもよいのですが、タイマーで普通のkernelで起動されても面倒なので、yastの"System"→"Boot loader"でXen kernel起動用のエントリーをデフォルトにします。デフォルトにしたいXen kernelの行を選択した状態で、[Set as Default]を押してください。
おっと、忘れてました。そのままだとXen kernelがすべてのメモリを使ってしまいます。guestにメモリをたくさんあげたいので、以下のパラメータを入れるとよいです。
Additional Xen Hypervisor Parameters:もっと少なくてもいいのかもしれませんが、とりあえずこんな値にしています。
dom0_mem=256M
3はguestがあたかも1台のサーバが直接ネットワークにつながっているかのごとく振る舞わせたいときに必要です。NATなどを使うときは不要です。(が、dom0のiptables設定が面倒なので、わたしはやりたくありません。)
yastの"Network Devices"→"Network Settings"の"Overview"でブリッジネットワークインタフェースを追加し、そこに物理NICを割り当てます。既にeth0などの物理デバイスにIPアドレスを割り当てているのであれば、その構成を削除しておいた方がいいです。消さないと起動時にエラーが出ます。
以上の設定を行って起動すると、以下のようになります。
# ifconfig
br0 Link encap:Ethernet HWaddr 1C:6F:65:E0:00:1A
inet addr:192.168.0.129 Bcast:192.168.0.255 Mask:255.255.255.0
inet6 addr: fe80::1e6f:65ff:fee0:1a/64 Scope:Link
<途中略>
eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 1C:6F:65:E0:00:1A
inet6 addr: fe80::1e6f:65ff:fee0:1a/64 Scope:Link
<途中略>
# xm listほんとはguestも作成しましたが、遅くなったので今日のところはここまで。
Name ID Mem VCPUs State Time(s)
Domain-0 0 246 2 r----- 1485.2
(次回予定:「OSインストールと仮想環境構築(2/2)」)
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